MicrochipのPIC16C74を使います.この石は MicrochipのPICシリーズの中で最 も I/Oポートの多いものです.おまけにA/Dコンバータまでついています.同じ I/Oポート数のもので,A/Dコンバータのないものもありますが,他のことにも 遊べそうなので 16C74を使ってみました. 16C74は,内部pull-upができるので,キーボードエンコーダに必ずある集合抵 抗を省くことができます.Open collectorが 1ポートあるのですが,これが 2 ポートだったら,SN7407も不要だったのに... というわけで,主な部品は PIC16C74 (+ 40Pのソケット) SN7407 (7406でも良いが,ソースの修正が必要) Oscillator Module (4MHz) 抵抗 (470Ω x 4個,4.7KΩc x 3個) コンデンサ (22μF x 1個,0.1μF適量) です.もちろん,元になるキーボードが必要です.抵抗,コンデンサはそこか ら盗めることが多いです.また,ノイズ対策用のフェライトコア(?)がたいて い入っているはずですから,これも盗んでおきます. LEDは筐体に組み込まれていることが多く,これはそのまま使います.あと, 最近はキーボードのスイッチはフィルムスイッチであることが多く,その場合 は,フィルムの端子につなげる特殊なコネクタが基板にあるはずです.これの 半田を取って,コネクタを外さなければなりません. それからそれから,キーボードの筐体内に隙間が多少ないといけません. 16C74はソケットを使うために,元の基板より少し背が高くなってしまいます. まだまだソフトは安定してないので直付けするわけにはいかないのが,つらい ところです.